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2008年度のフォーラム情報

食の安全安心とRFID

 私たちのグループではユビキタスネットワーキング社会におけるRFIDのあり方を取り扱っています。「ユビキタス」とは、日本語で「偏在・どこでもある」と訳します。ユビキタスネットワーキング社会とはユビキタス・ネットワークないしコンピューティング技術を活用し、いつでも、どこでも、何でも、誰でもネットワークに簡単につながり、その存在を意識することなく生活できる社会ということになります。
 RFID技術は現在もフィリカ・スイカ・物流上のICタグに使われ、「ネット」と「現実社会」を結びつけるために必要不可欠になりつつあり、ユビキタス・ネットワークを整備する上で重要な役割を担うであろう技術なのです。

急増する脅威! 防げ不正アクセス!

 近年めざましい発展を遂げている情報通信技術(ICT)は、私たちの生活に大きな利便性をもたらし、社会・経済活動上極めて重要なインフラとして機能するようになった。しかし、ICTが生活に広く普及・浸透し、利用が進むにつれプライバシーの保護や情報セキュリティの確保などの不安や障害が意識されるようになってきている。u-Japan政策でも3つの基本軸のひとつに「利用環境整備の抜本強化」を掲げ、ICTを安心・安全に利用するために具体的かつ包括的な対策を講ずる必要があるとする。今回、我々は、ICTのいわゆる「影」と呼ばれるこれらの問題から、急増する不正アクセスの問題に焦点を当て、技術や制度などあらゆる面からアプローチし、解決に向けた方策を探る。

NGNの可能性

 インターネットとは世界中に張り巡らされた通信網である。特定の管理者を置かず、誰もが参加できる開かれたネットワークで自由で柔軟なツールとして私たちの社会を便利にしてきた。しかし時には我々の社会を脅かす存在となることも事実であり、誰でも利用できるインフラだからこそ見直さねばならない点がある。それを解決する手段のひとつとしてNGNというネットワークが注目されている。今回の研究では、NGNがどのような場面で活用でき、どのように問題を解決できるのかを考察した上で、これからのネットワークの在り方について幾つかの道を示す。

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